ヒロシマ　～フェアな親子～

男性の人となりを見るに、その人が、
女性をどう扱っているかで私は判断する。

女性の人となりを見るに、その人が、
子供をどう扱っているかで私は判断する。

どうやらそれは私だけではないようだ。

一昔前、広島旅行をした時の話である。
友人たちと、宮島、原爆資料館。ウナギ。
楽しいヒロシマ旅行である。

そのヒロシマ美術館の近隣の由緒あるホテルに
宿を取り、オットたちはサンセットコーヒー
私は部屋でマッサージを受けた。
息子は隣のベッドで仮面ライダーを見ている。

そのマッサージのお姉さんが女傑だった。
お国はどちらで？ 福岡です。
ローブ姿でベットに横たわりフットマッサージ。
優雅なひと時のハズだった。

日本は核を持つべき。（もみもみ）

ナニッ？
まさか神聖ヒロシマ共和国国民が何言うか。

日本を腰抜けにするためのヒロシマではない。
あぁ、これが現場の生の声か、沖縄問題も然り。

しかし、何故そんな話を私に。
隣では息子が子供用ローブに、ベッドで大の字。
ルームサービスのオレンジジュース。

なるほど。このお姉さんは、一度部屋に入ったら、
シチュエーションとか、人物相関図とか、
パッと把握してしまうタイプだ。
そうでないとこの職場でプロにはなれない。

お姉さんは、日本の弱腰外交や、国防費の縮小傾向。
ヒロシマの一人の女性として国を憂いていた。
施術が終わると、私は深々と頭を下げお礼を言った。

CO2の排出量削減に等しく大切なことがある。

核を持たない国、日本。

日本人は地球に責任を持っている。
知恵と勇気を兼ね備え、
愛の意味を知ってる地球人です。

一期一会は素晴らしい。