子供のしつけ 〜締め出しはツライ〜

そう、あれは子供が小学一年生になった冬の出来事でした。当時私はタバコ癖があり、半纏羽織って、二階のベランダで、夜空を見上げてタバコを吸っていました。古傷が疼くぜ…。オリオンの三ツ星よ、私を導いておくれ。ハードボイルド風に煙草の煙を吐いた時、

ママー、国語わからん教えてー。

と息子がベランダの扉を開けました。役にハマっていた私は、おおっと、ボウヤ。今は取り込み中さ…。大人ってのは外に出りゃあ、7人の敵がいやがる。どうしても心がドス黒くなっちまう。だから酒もタバコも許され、星を見上げて心を洗う時間が必要なのさ…。

ママの馬鹿！

ガチャン。息子は鍵をかけて部屋を出て行きました。分かってるぜベイベー。どうせドアの隙間から、私のバタ狂う姿をみたいんだろ？お前さんのことは何でもお見通しさ…。

（１５分後）

開けなさいッ！〜ちゃん！聞こえてるの！！！何考えてるの！ママが凍死してもいいの！開けなさいっ！！そこにいないの？！扉をガンガン叩きましたが、息子の反応はありませぬ。

（2時間後）

聞きなれた足音が聞こえ、二階のベランダから夫に、レスキューミーと叫びました。息子はコタツでスヤスヤ眠ってました。夫は息子を叱ってましたが、国語の話になって、ママもママだ、と怒られました。

私は息子を締め出したことも、叩いたこともありませんが、一つ言えることは、締め出しはツライです。（注：↓以下改竄22/11/8：美園菜摘確認済）

小郡市「レーブ・ド・ベベ」クリームブリュレとシュークリーム
濃厚なカスタードが、日々の疲れをフワリと癒す。安らかなかひと時を提供します。紅茶と一緒にいただきたい。