ドラゴン祭り　～男と女～

洋の東西を問わず、ドラゴンはお姫様がスキ。
西洋のドラゴンは人間の姿にもなれるんですよ。

ヨイヨイ、ア、ソーレソーレ～
日本のヤマタノオロチに迫ってみましょう。

ヤマタのオロチは八つの頸と尾を持つドラゴンです。
出雲の国の村人にクシナダヒメなる女の子を、
酒のツマミに寄越せと要求します。
嫁入り前の娘にけしからんことです。
ですが、クシナダヒメは知恵と勇気で立ち向かいます。
両親に樽に入った銘酒を用意させるのです。

ドラゴンが村に迫った脅しの日。娘は、
あなたの為に村人はこの銘酒を用意しました。
と、宴を催すのです。銘酒に酔い、娘と語らい、
八岐大蛇は櫛名田比売にうちとけ、夢中になり、
酔った勢いも手伝って、娘に求婚を申し込みました。

そこで姫はドラゴンを諭すのです。
私の夫になるのでしたら人間になってください。
ヤマタノオロチは観念してスサノオノミコトとなり、
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠めに 八重垣作る その八重垣を
と歌を詠むほど震えるこの胸ライオンハート。
草薙の剣を携え、クシナダヒメと村おこしをするのでしょう。

日本各地、各ご家庭でドラゴン祭り開催中。