よくみかける人 ~三島由紀夫~

読んだことないけど、よくネットでみかける人。

唯識論とは何かを三島に問われた宗教学者の松山俊太郎が
「あれは気違いにならなければわからない、
正気の人にわかるわけがない。
唯識説のよくできているところは、
ちょうど水のなかに下りていく階段があって、
知らない間に足まで水がきて、
知らない間に溺れているというふうにできている。
それは大きな哲学の論理構造であり、思想というものだ」
ウィキペディアより

感情的な死、金銭的な死、突然の死、絶望の死、変死、
死か詩か得体のしれないものが頭に浮かぶのである。

なぜこの生物は誰から教えられた訳でもないのに、
こんなことができるのだろう?

重篤中、幻聴幻視幻嗅幻覚幻触のさなかに透明なる者やら
宇宙から降ってくる声が何重何万、光となって、
どうじゃいこうじゃい討論会をしているのである。
その音らしき声が私には聞こえてくるのである。

ただ、夜空を見上げているだけなのに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です