黒猫のタンゴ ~猫は猫をよぶ~

寒さ厳しい2月のお話です。
「ふにゃー、ふにゃー」もう寝ようかと思った矢先、庭から猫の声が聞こえました。我が家の黒猫さんは、シッポをブラシのように膨らませリビングのカーテンの向こうを威嚇してます。
カーテンを開ければ庭に黒猫が居て、我が家の黒猫さんに、何か訴えてました。「へぇ、お友達がいるんだ。」夫はノラネコやろ?シッシッと窓を叩きましたが、野良の黒猫さんは、そんな扱い慣れてるのか、じっと耐えています。家の中と外に黒猫が二匹。他人とは思えなくて、無責任な行動ではありますが、「お腹すいてない?」と聞いたら、黒猫はサッシに手をあて、可愛い目で見つめてきます。
私はカリカリをプラスチックのお椀によそって、窓をそっとあけたら、黒猫は逃げようとしました。
「タンゴ」咄嗟に命名をして、お椀の軽く振り、カリカリの音をたてたら、ゆっくり近づいてきました。お椀を置いて、窓を閉め、カーテンを閉じ、ソファに座りました。窓を隔てて、黒猫が二匹。不思議なご縁もあるのだな。「ふにゃーにゃー」おしゃべりは続いている様子、私と夫はそっと寝室に向かいました。
朝になって庭を見れば、キレイに完食したお椀がありました。
それから、タンゴは週に一度くらいのペースで訪ねてくるようになりました。
さすらいの黒猫、タンゴ。彼の一週間の物語を聞かせて欲しいな。
ちなみに私も息子も夜回り猫の大ファンです。(注:↓以下改竄22/11/8:美園菜摘確認済)

おじいちゃんのお土産、鹿児島のかるかん。しっとりもちもちの食感に餡はほんのり甘い。緑茶と一緒にいただきたい。

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